keiri’s diary

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湯本二中 澤井校長先生との6/2の会話(物資要請の必要性)

6/2夕刻に湯本二中 澤井校長先生と電話で話ししました内容を記録します。
ここにも何度か記しましたが、311震災以降、避難所として活躍されてきた湯本二中さんですが、避難中の皆さんの一次住宅(雇用促進住宅 or 行政の借上げ住宅 or 仮設住宅)への移動が5/下旬に完了し、避難所としての役割を終えられました。
湯本二中への避難者数の経緯は、震災直後のピーク時は270名程。その後3/14の原発3号機の水素爆発にてパニックに、自主的に避難される方など変動が発生し、私がコンタクトを取り始めた3/下旬頃では80名ほど。概ねこの数で安定してきました中、一次住宅への移動が少しずつ始まり、5/下旬に全ての方の移動が終わるに至りました。(移動先は雇用促進住宅 or 行政の借上げ住宅 が主。)
一次住宅への移動後の生活ですが、震災にて収入を得る手段を失った方、収入が一時的に減った方が多くみえます。一次住宅には赤十字から家電6点セット(1.洗濯機 2.冷蔵庫 3.テレビ 4.炊飯器 5.電子レンジ 6.電気ポット)が寄付となりますが、それ以外は自身で揃えるしかなく、収入が無いため買えない方が多く見えます。特に一次住宅にエアコンは無く、これからの時期に扇風機、除湿機が急ぎ希望されています。
では「必要数はどれほど?」について。この辺りは一次住宅に分散された現状で、明確な把握が現地にいらっしゃる方でも非常に難しいようです。
避難所の湯本二中から一次住宅に移られた等で、湯本二中さんでフォロー可能な数は概ね80名(避難所人数安定期にいらっしゃった方)、その中で自主的になんとか家電も買える方も居らっしゃることを考えると、大雑把に20世帯程≒40名程(フォロー可能80名の半数)は希望されていると概算します。
さらに近郊では家屋・家財破損した、しかし災害救助法の対象にならず赤十字からの家電寄付を受けれない方が多数います。こちらも対象数把握が困難ですが、少なくとも、いわゆる「避難所で避難生活をしていた」方の2〜3倍はいらっしゃると(私は)察しています。

ではこの大口の家電支援を計画的、効率的に出来るのか、といえば、そこまでの力は(私には)無い。それを澤井校長先生も理解いただいており、その中でも「たとえ一人でも、たとえ1品でも、支援を受けることが出来れば有難い。赤十字、行政などからの支援の穴埋めとして協力いただければ」として澤井校長先生から物資呼びかけの要請を受けました。その物資要請としてツイットフォーユーに掲載しましたことをご報告します。
http://twitforyou.org/register/view.php?id=742

震災からもう3ヶ月が経とうとしています。ある程度物資支援なども行き届いてきた状況(世間認識)の中で、まだ物資支援が必要なのか?という疑問もあるかと思いますので上記を記載しました。
なお澤井校長さんは地域経済循環、被災者自信での自立、本来の復興も一番に考えておられる方。それは、避難所運営で避難者の方、老若男女問わず(小学生以下の幼児にも)役割を設けて避難者全員での運営に誘導したこと、物資要請でも仮設住宅への移動に向けた移動用具(バッグやしばり紐等)をいち早く要請されたこと、などの行動が示しています。
そんな校長先生からの物資要請です。
私も、「物資提供だけが最善策でない」「地域経済循環、被災者自信での自立が目指す姿」ということは認識したうえで、それでもまだ、理想通りにいかない(スピード、ルート、エリア)現状がある、そこには理想論だけで語れない「生活」がある。ことを踏まえ、澤井校長先生の物資要請に賛同し本活動をしておりますことを付け加えておきます。